【出演】
円堂都司昭、TVOD(コメカ、パンス)
円堂都司昭『坂本龍一語録 教授の音楽と思考の軌跡』(ぱる出版)刊行記念イベント。
坂本龍一は学生運動の経験を持ち、YMOで新奇なテクノポップをメイクして演奏した。1970年代後半~1980年代前半の彼は、既存の価値を乱すラディカリストだったといえる。だが、2000年代以降の彼は非戦、反原発を唱える一方、ピアノ演奏中心の“癒し”の音楽家とみられるようになり、ガン闘病のなかで東日本大震災の被災地に寄りそい続けた。晩年はリベラルな良識派というイメージにシフトしたのだ。
2023年に亡くなった彼の転進とはなんだったのか。円堂とTVOD、世代の異なる3人が、同時代カルチャーとの関連も含め語りあう。
【出演者プロフィール】
・円堂都司昭
1963年生まれ。文芸・音楽評論家。主な著書に『意味も知らずにプログレを語るなかれ』、『ポスト・ディストピア論』、『物語考 異様な者とのキス』など。
X(旧Twitter)@endingendless
ブログ ending.
・TVOD
コメカとパンスによるテキストユニット。「サブカルチャーと社会・政治を同時に語る」活動を、さまざまな媒体にて展開中。著書に『ポスト・サブカル焼け跡派』(百万年書房)、『政治家失言クロニクル』(P-VINE)。生きのびるブックスウェブマガジンにて、『白旗を抱きしめて 〈敗北〉サブカル考』を連載中(ikinobirub
■コメカ
音楽・映画・漫画・お笑いなどの、ポップカルチャーに関する批評を展開。国分寺駅そばの古本屋「早春書店」店主。テクノポップバンド「MicroLlama」としても活動。
X(旧Twitter)@comecaML
■パンス
ライター・DJ・年表好き。1968~2020年の社会/文化史をまとめた『年表・サブカルチャーと社会の50年』(百万年書房)をリリース。近現代すべてを把握するべく現在も増量中。
X(旧Twitter)@panparth