柳下毅一郎のダメ映画ぶったぎり大新年会2022『皆殺し映画通信』
Video will not be published (Available Period: until 2/21/2022 (Mon) 23:59 JST)
2020年世界中をパニックに陥れたCOVID 19は2021年もさらなる猛威を振るった。東京都下では四度目の緊急事態宣言が発令されていたため、無観客開催でのオリンピックというディストピア映画顔負けの現実も出現した。
そんななか、日本映画界では『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が興行収入100億円の大台を突破するヒット作となり、『ドライブ・マイ・カー』はカンヌ国際映画祭で脚本賞をはじめ四冠を獲得し、さらにゴールデングローブ賞非英語映画賞を受賞。アカデミー賞作品賞へのノミネートが期待されている。
が、それはそれとして、我らが愛する皆殺し案件たちに効果があるワクチンや特効薬はいまだ開発されることはなく、さらなる健在っぷりを見事に披露。地方映画、2・5次元映画、幸福映画、オリンピック便乗映画、地域利権映画、謎めいた国際映画祭受賞作……「誰がこんな映画作ったんだよ!」と叫びたくなる奇々怪々な映画たちの金銀銅のメダルラッシュ状態!!
そんなわけで、ちょっと遅くなりましたが毎年恒例の大新年会、映画考現学の立場から発掘、解剖、保存する「皆殺し映画通信」がお届けする2021年の日本映画総まとめ! 今回は感染症対策を十分に配慮したうえでオンラインのみでの開催。シネフィルの皆さま、どうぞご参加を!
※ゲストには、長編初監督作品『激怒』公開待ち遠しい、高橋ヨシキさんにご登壇いただきます。お二人の皆殺し映画大放談はじめ、2021年ベストランキング映画なども発表予定。
※生配信終了後にアーカイブ配信されます。2月21日(月)夜23時59分まで視聴可能です。
【出演者プロフィール】
柳下毅一郎(やなした・きいちろう)
1963年大阪生まれ。映画評論家・翻訳家。雑誌『宝島』の編集者を経てフリー。ガース柳下の筆名で『ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判』(洋泉社/文春文庫)を町山智浩と共著。著書『興行師たちの映画史 エクスプロイテーション・フィルム全史』(青土社)など多数。訳書にアラン・ムーア/ジェイセン・バロウズ『ネオノミコン』、ジョン・ウォーターズ『ジョン・ウォーターズの地獄のアメリカ横断ヒッチハイク』(共に国書刊行会)、監訳書に<J・G・バラード短編全集>(東京創元社)など。
Twitter:@kiichiro
皆殺し映画通信 www.
高橋ヨシキ(たかはし・よしき)
デザイナー、ライター。チャーチ・オブ・サタン公認サタニスト。雑誌『映画秘宝』でアートディレクションを手がける傍らライターも務める。また『ヤッターマン』『悪魔のいけにえ』『ロード・オブ・セイラム』など、数多くの映画ポスター、DVDジャケットのデザインを担当。著書に映画評集『暗黒映画入門/悪魔が憐れむ歌』『暗黒映画評論/続・悪魔が憐れむ歌』(洋泉社)、実話怪談『異界ドキュメント/白昼の魔』『同・白昼の囚』『同・白昼の生贄』(竹書房文庫)、映画『アイアン・スカイ』ノベライズ版(竹書房文庫)、編著に『ショック! 残酷! 切株映画の世界』(洋泉社)など。
Twitter:@InfoYoshiki
高橋ヨシキのクレイジー・カルチャー・ガイド! www.